高木彰

「自然の数学化」と学問の「危機」──E.フッサールの後期の所説に関連して── 高木彰 その2

PDFで読む <戻る(Ⅱ)「自然の数学化」と「生活世界の忘却」 (A)ガリレオ的科学の野蛮性 M・アンリは,『野蛮』の「日本語版への序文」において,次にように記している。「この危険(存在論的動揺に基づいて発生した人類に降りかかってきた最大の危険)…

「自然の数学化」と学問の「危機」──E.フッサールの後期の所説に関連して── 高木彰 その1

PDFで読む 単なる事実学は,単なる事実人しかつくらない。(フッサール) はじめに 1930年代初頭のヨーロッパにおける諸学問の状況を「危機」として捉えたのは, E・フッサールである。フッサールは,学問の「危機」は,学問が生に対する意義を喪失したこ…