メルロ=ポンティ

不気味なもの── ハイデガー 小田部胤久

ヘーゲル(1770−1831年)19世紀初めに〈人間的芸術〉の誕生という新たな事態を理論化したが、この〈人間的芸術〉はその後いかなる経緯をたどったのであろうか。本章ではこの点を主としてハイデガー(1889−1976年)の芸術論に即して考察する。 芸術の脱人間化…

両義性の実存的絵画論──前期メルロ=ポンティにおける 「セザンヌ」 の意味──横山奈那

PDFで読む序 現象学はバルザックの作品、プルーストの作品、ヴァレリーの作品、あるいはセザンヌの作品と同じように、不断の辛苦である──同じ種類の注意と驚異とをもって、同じような意識の厳密さをもって、世界や歴史の意味をその生まれいずる状態において…

知覚における絵画的意味 高橋 綾

PDFで読む はじめに メルロ=ポンティはその知覚論のなかで、くりかえし知覚のなりたちを絵画になぞらえて語っている。とくにセザンヌについては、『知覚の現象学』から、『間接的言語』、『セザンヌの疑惑』といった著作を経て、『眼と精神』 にいたるまで…